真性包茎について
真性包茎とは包皮口が非常に狭く、通常時・勃起時ともに全くペニスの皮を?く事ができない包茎のタイプのことを言います。包皮内の亀頭を洗うことができないため、恥垢が溜まることが多く、また、包皮と亀頭が癒着している場合や、性行為の際に痛みや炎症を起こす場合もあります。亀頭が常に包皮に覆われているため、亀頭の成長を阻害し、いわゆる先細りのペニスになってしまうことがあります。 真性包茎の場合は多くの場合で、包茎手術の適応となります。
真性包茎の問題点を教えてください
狭い狭窄輪が存在するために包皮に傷が付きやすく包皮炎の原因 となりやすいという特徴があります。
締め付けがきついと陰茎がむくみ、亀頭の循環不全を起こすことがあります。この場合は緊急手術が必要になることもあります。
カントン包茎は自分で治せますか
亀頭を露出できないために包皮内を洗浄することができない。
露出して洗浄することができないので、不衛生になることが非常に多くなります。炎症を繰り返し、痛みの原因となることがあります。
垢がたまりやすく、この垢は陰茎癌の原因 になることもある。
露出して洗浄することができないので、不衛生になることが非常に多くなります。炎症を繰り返し、痛みの原因となることがあります。
亀頭、陰茎の未発達の原因 となることがある。
亀頭や陰茎の成長が妨げられ、短小や早漏の原因となることがあります。
性交渉ができない場合がある。
包皮の癒着や亀頭の過敏症のために痛みを生じ、性交渉ができないことがあります。性交渉が不能な真性包茎は包茎手術の絶対的適応になります。早めに専門医を受診され、手術を受けていただくことをお勧めします。
排尿障害をきたす場合がある
包皮の絞扼輪が非常に狭く、尿が包皮内に一度貯留して流れ出るようなタイプの真性包茎では、尿の流れが阻害され腎臓に障害を起こすことがあります。排尿が十分できないようなタイプの真性包茎は、早めに包茎手術を考えていただくことになります。
真性包茎は手術したほうが良いですか
真性包茎の場合は、原則的に手術をお勧めしています。非常に不衛生になりやすいことと、性交渉ができない場合があるからです。
真性包茎の場合には、包皮と亀頭の間で、炎症を繰り返し、亀頭と包皮がくっ付いて、癒着してしまうことがあります。亀頭と包皮が癒着している場合にはその場合には癒着をとってから余剰の包皮を切除します。癒着がはがれないために、難易度の高い治療になる場合があります。経験豊富な医師に御相談して頂くことをお勧めします。
真性包茎手術
術前
術直後
25歳、独身。真性包茎、包茎手術
包皮がピンホール状に狭窄している真性包茎の症例です。まったく剥けず、痛くて性交渉ができないので、手術を決心して御相談頂きました。陰茎は下腹部に埋没しており、余った包皮が捻じれ、横に穴がついているタイプでした。包茎手術と長茎術を行い、陰茎の埋没と包皮の捻じれを修正しました。普通の形になり、長年抱えていた重荷を降ろしたようなすがすがしい気分になれました、と喜んでいただけました。真性包茎の場合、包皮の捻じれや陰茎の埋没を伴うことが多くあります。そのような場合でも適切な治療をおこなうことにより、いわゆる普通の形に陰茎を修正することが可能です。痛みを伴い性交渉が出来ないケースも多く治療しています。陰部の疾患は、医療機関を受診することでさえ勇気がいるものです。しかし放置していても前進はありません。どこかで決心することが必要になるでしょう。